煙体験ハウスでの防災訓練

職場で防災訓練がありました。
おなじみの社屋の外へ避難後、今回は煙体験ハウスでの訓練をするとの事。

初体験です。
煙体験ってどんな感じだろうと、不謹慎ではありますが少しワクワク。

煙体験ハウスはこんな形のビニールハウスでした。

中には煙発生装置で発生させた煙が充満しています。
(化粧品に使われる成分で、人体には無害だそうです)
入口から入り、廊下に見立てた全長約6mの中を通過して、煙が充満した場所がどんな所か体験するというもの。

外から見ると、モクモクと煙がもれ出しています。

煙はバニラっぽい甘い匂いがして美味しそうです。
私が持っているエッセンシャルオイルの「ベンゾイン」に似た匂いだったので、順番を待っている間、ついクンクンと匂いを楽しんでしまいました。

「あ、煙体験ハウスだ!いいな〜やりたい!いいにおいがする〜」
帰宅途中の近所の小学生達が近寄って来て、同じ反応でクンクン。

「甘くていい匂いで無害ですが、吸い込むと気持ち悪くなりますよ」
と消防士さんから注意が。
、、、小学生と同じレベルではしゃいですみません。

外に漏れ出しているくらいだから、中の煙の量は大した事ないかと思いつつ、いざ中へ。

真っ白い煙が充満していましたが、太陽の光がオレンジ色のビニールを通して若干入ってくるので、視界を遮るという感じではなく、多少目の前が見える状態。
少し進むと障害壁として同素材のビニールが配置されていて、その辺りから煙の量が増えてきましたが、下の方は煙の密度が若干薄かったので、置いてあった煙発生装置を確認できました。
確かに煙は上に行くんだなと実感。

壁伝いに進み、そうこうする内に出口へ。
え、もう終わり?という感じでしたが、その後予想に反して咳で悩まされる羽目に。

無害とはいえ煙は煙。吸った反動で咳が止まりません>_< 何だか息苦しいし。
花粉症でマスクをしている上からタオルハンカチで押さえていたのにこの有様。
しかも、ゲホゲホしているのは私だけ。
最近呼吸器弱くなってるからな〜。

しかし、これは訓練で、煙は充満していてもハウスの中は明るく、煙も無害な物。
これが実際の火事だったら、真っ暗になるでしょうし、煙も煙くて刺激臭がする筈。
目も痛くて開けていられず、咳は今回の比ではないくらい酷いのは容易に想像できます。
前も見えず出口も分からず、もしかしたらパニックに陥るかもしれません。

煙が充満している中を歩くのは貴重な体験でした。
少しは心構えができたように思います。
訓練って本当に大事だなと実感した月曜日でした。