一本の万年筆一筋のすごさ

見習わなければ事案に遭遇。

俳句をやっている職場の子が高校入学の時に買ってもらった万年筆を15年愛用していて、筆箱ではなく購入時のケースをそのまま使い、外側の紙製のカバーはマステで補強使用。

購入金額と同じ修理費になっても構わず何度か修理に出してそれだけを使い続けている。
浮気なし。

「この万年筆とこのインクじゃないと書けないんです」と満面の笑みで見せてくれたのは、プラチナの5,000円の万年筆とのこと。
多分、ヤングプロフィット、かなあ。

インクはブルーブラックのカートリッジのみで、もちろんインク沼にははまらず、他の筆記用具にも浮気しない。
最初に買った一本がたまたま好みだったのか、自分の書き方を変えて好みになるように慣らしたのか。
どちらにせよすごいです。

それに比べて、万年筆もインクも何本も持ってるのになぜ私はまた今夜もこうして万年筆とインクの本やカタログを見てるんだろうか。
うーむ。

彼女のような感覚は素敵ですごいなーと思います。
もう「この子がいないとダメなんです!」という愛おしさが伝わってくるのです。

彼女はなぜ浮気しないでいられるのか。そんなにあのプラチナ万年筆は魔性なのかなー。

私が浮気性なだけか。。。