古くない鉄蓋の取替理由

中のマンホールや管自体の工事はせず、古くもなく傷んでもいない鉄蓋が何故交換される必要があるのか。

簡単に交換できる物ではないし交換するからには何かちゃんとした理由がある筈と、工事通知書類に書かれていた東京都水道局の工事担当者に電話で聞いてみました。

担当者曰く「段差ができていて危ないから」との事。
蝶番調整だけで済む場合は交換せず、調整対応で解決しない場合は交換というレベルだったそうです。

段差??
交換前の蓋を見ても特に見当たりません。

・・・が、同じ日に別の角度から撮った写真を見てみると、あ、本当だ!!

この写真を撮った時にはこの段差が原因とは気付かず、というか、この程度の段差はよくあるという感覚だったのでこれが問題だとは思いもしませんでした。
この蓋は中央分離帯を跨ぐ位置に埋設されているのですが、ここを通って通りに面した私道への車の出入りがたまにあります。
歩行者は通らないのでつまずく危険はありませんが、定期点検で見つかったか、もしかすると騒音などの苦情が入ったのかもしれませんね。
(鉄蓋に関する苦情の上位を占めているのが「段差による騒音」「つまずく」「スリップする」だそうです)

私道への出入りは頻繁ではなく、段差による騒音は車の往来が多いこの道路では正直あまり気にならない程度だと思うのですが、こうした定期的な点検維持管理、メンテナンスをしてくれているからこそ、網の目の様に張り巡らされているライフラインがしっかりと機能しているのだなと改めて感謝。
(とある国では鉄蓋にヒビが入ったり割れていてもそのままにしてあるので、車や歩行者の事故になるケースが多いとか。日本に生まれて良かったです。。。)

驚く様な理由は特に無かったという結果に終わりましたが、こうして日々点検・交換されている蓋は沢山あり、古い蓋は尚更いつ交換されてもおかしくないので、一枚でも多く写真に残しておかねばと思いました。


<おまけ>
同じ日に、近所の商店街にあった下水君のJIS蓋が桜番ホールに交換されていたことを発見!!(激泣)

徒歩1分の場所とはいえ、工事の通知が来るのはその通りに面した蓋の時だけなので知る由もなく。
蓋や人孔番号キャップの溝に入った砂の白さが目に眩しく、工事したての様相をあらわしています。工事の様子を見られず残念無念。

タイルの色の違いを見ると、こちらはきっと下水管工事をした際に蓋も交換したのでしょうね。
こちらの交換工事の方がより貴重だった気がします> <
これからは新旧問わず近所の蓋から記録していかねば!