鉄蓋取替工事ルポ

先週、東京都水道局から「制水弁室鉄蓋取替工事」のお知らせが来ました。

取替予定の蓋は古くもなくよくある物だった為、正直この通知が来るまでは特に注目していなかったのに、取り替えられてしまうのならばこの蓋の最後の勇姿撮っておかねば!というおかしな使命感に燃えた私。

交換予定の蓋は大通りにある為、車の往来が少ない早朝しか撮影機会がなく、工事日は通知書類が来た3日後。時間は午後8時〜翌朝6時。
もう撮影できるのは2回しかないじゃないか> <
という事で、工事の前日と当日の朝4時半に起きて撮影。

が、撮影一日目はあいにくの雨。取り敢えず撮りましたが、乾いた状態での撮影は最後のチャンスの工事日当日の早朝に賭けました。
・・・が、またもや夜半に雨が降ったようで、良い状態での最後の勇姿は取れずじまい。

古くないし傷みもないし、制水弁室自体の交換でもないし、正直、何故この蓋が交換されるのか分かりませんが、いつどの蓋が交換されてしまうか分からないのがマンホール蓋の宿命なので、自宅付近の蓋くらいは全部写真を残しておかねばと反省。

ちなみに工事一時間前の状態がこれ。奇跡的に車の隙間を縫って蓋だけ撮れました(^^)
さようなら制水弁室の蓋よ。いままでありがとう。

そんなこんなで工事開始。まずはカッターで蓋周辺のアスファルトに切れ目を入れていきます。

暫くすると歯の交換。

そして作業再開。作業の様子はこんな感じ。

次はドリルアームでアスファルトを細かく砕いて剥がしていきます。
ちょいちょいっ、とドリルの先でアスファルトをどける様子に萌えます^^

きれいに撤去できました。左手には新しい蓋がスタンバイ。

設置する前に、穴の周りで作業。砂で段差を無くしているのでしょうか。

クレーンで吊っていよいよ設置。

慎重に位置を合わせます。

蓋を開けて穴との位置を確認中。

最終位置の微調整。何故かクレーンではなくショベルのフックに引っ掛けての作業。
その方が細かい調整がしやすいのかな?

設置位置が決まったところで休憩時間に入りました。

作業再開。蓋の周りに途中までアスファルトを敷き詰めた後、中で作業。中までは見えなかったので、残念ながら何をしているのか分かりませんでした。

この時点で既に夜中の1時半過ぎ。女性一人での外出にはそろそろ危険なのと、作業員さん達からの視線が痛くなってきたので泣く泣く帰宅。一時間置きに現場へ行って撮影していたので、完全に不審者状態でした^ ^;
という事で、ルポはここで終了です。

工事終了30分後の様子はこんな感じ。
パッと見は工事前とあまり変わりませんが、舗装されたばかりのアスファルトの黒さで工事後と分かります。

そして、新しく設置された蓋がこちら!
・・・あれ??
撤去される前の蓋と変わらないよ??(泣)

何故交換したのか謎。
どんな蓋に変わるのか楽しみにしていたので、少々がっかり。
でも、鉄蓋交換工事の様子が見られて満足です。
(そして、この夜は工事と同時にセミの羽化も観察していたので、二つの現場をバタバタと忙しく動きまわりながら楽しい時間を過ごせましたw)

長くなってしまったので、交換の理由については次回へ続きます。。。