最近読んだオススメの本「パパは金属博士!」


パパは金属博士!―身近なモノに隠された金属のヒミツ(吉村泰治著、技報堂出版)

工学博士の著者がお父さんに扮し、家族との対話という形式で身の回りにある金属について分かりやすく説明している本。

鏡、フライパン、ナイフ&フォークなどなど。40項目近い物を解説。もちろんマンホールの蓋についての記述もありました(^^)

その中で、銅像の項目で気に入った文章がありました。

『銅は表面にできた緑青のおかげでそれ以上サビが進まないようになっている。例えるなら「銅は緑色のコートを着込んで、さびが進行するのを防いでいる」という感じ。』

「緑青=緑色のコート」という表現がとても素敵です(^o^)/ ←緑青好き

今では緑青が有害ではないというのが常識ですが、何故昔は有毒とされていたのか。そういった事も解説されています。

内容全てが目から鱗の記述という訳ではありませんが、一つの項目が2〜3ページで難しい用語もなく、金属好きと豪語していても理数系脳が全く無い私にも楽しく読めました。
また、各項目のタイトルにその金属に関する「レア度」が設定されているのも面白かったです。←読む人の知識によってレア度の認識が違うとは思いますが。
もしかするとジュニア向けなのかな?
大人の方も、確認用に読んでみてはいかがでしょうか。

詳細はこちら
http://gihodobooks.jp/book/4471-9.html


パパは金属博士!―身近なモノに隠された金属のヒミツ

パパは金属博士!―身近なモノに隠された金属のヒミツ