旧万世橋駅跡〜オープンまであと一週間を切ったmAAch ecute

万世橋駅跡にいよいよ来週9月14日に商業施設がオープンします。
オープン前の様子を見に行って来ました。

オープン前なので、看板にはまだお店の名前も入っていません。


正式名は「mAAch ecute(マーチ・エキュート)神田万世橋」。
万世橋は私の中では秋葉原から行く場所というイメージが強く、世界的にもアキバの名前が周知されつつある昨今ですが、名前に「神田」を付けたあたりに新たに神田方面からの集客を意識しているのかなと思いました。



レンガの壁もそのまま使用されていて一安心。


もちろん、今まで通り上に中央線も通ります。(←あたりまえ^^;)
そして、旧ホーム跡は「2013プラットホーム」と生まれ変わり、ガラス張りの展望カフェデッキから電車を眺めながらお茶や食事ができるようになります。オープンしたら絶対行きます!

今回のオープンに当たっての私的一番の目玉はこれ。

「1912階段」(写真右側のガラス張り部分)。

駅休止以来初の公開となるこの階段は、1912年の駅開業時に造られた階段で、1936年の鉄道博物館(後の交通博物館)時代にはホームから博物館に直接入館できる特別来館口として利用されました。

撮影時にはガラス戸が閉まっていて中の様子が光って見にくかったので、一週間前に撮った時の写真をアップ。


1943年の駅休止以来閉まっていた空間です。
壁のタイル張りが美しい(^^)
2006年の限定公開時にも公開されなかったこの階段が、来週からは普通に使えるようになるのは何とも不思議な感じですが、嬉しいですね。
でも、あまりに綺麗すぎるので、もしかしたら新たに造り直したのでしょうか? 資料を探しても造り直したという表記は見つからなかったので、当時のままだとは思いますが。

続いて「1935階段」(写真右側のガラス張り部分)。

1935年に鉄道博物館の新館建設時に新たに設置された階段。1943年の駅休止まで使用され、2006年に限定公開された階段です。

これはガラス戸が少し開いていたので中を撮影できました。

チラリズム
階段の滑り止めは新たに付け替えたのかな?

しかし、2013プラットホーム、1912階段、1935階段と、それが造られた年を名前に付けるとは。
安直ですが、後々も分かりやすくていいですね。


奥には旧万世橋駅のレンガ基礎が見られる場所があります。
ガラス越しに下を覗き込むとレンガ造りの基礎が。

覗いた写真を撮ったのですが、周りのビル群が映り込んで肝心のレンガ基礎がなんだか分からなくなってしまい残念。
現地に行った際には是非見てみて下さい(^^)

mAAch ecuteはオープンに向けて絶賛工事中です。
一週間前ですが、商品搬入などはまだあまりされていませんでした。
どこのお店もそうですが、オープン当日の朝まで徹夜作業になるのでしょうね。


来週の今日はTVなどでもたくさん取り上げられているのかな。
暫くは混雑が予想されるので、11月の鉄道の日にでも行ってみよう(^^)

mAAch ecuteの詳細はこちら。
http://www.maach-ecute.jp

最後に万世橋から見た風景。

交通博物館跡も今年1月にJR神田万世橋ビルが建ち、この辺りも随分景観が変わりました。
新しい街がどのように発展していくのか楽しみです。